aizome

  ヒゲを残してカットしています。アイラッシュと言っています。




 

Raschel Lace~Warp Lace machine

もっと安価にリバーレースを作れないか? 
この"まず値段ありき"の命題から開発スタートしたものが、経編(たてあみ)ラッセル機です。
横編みは、"セーター"、丸編みは、"莫大小(メリヤス)" 、経編みは、何故 "レース" ?

uemoto

Warp Lace machineの「Warp」とは、経糸を意味します。
何やら速そうな名前ですね!
そうです!かなりの量産機なのです。
婦人外衣では、生産ロットの為に企画がボツに成るケースも多々あります。

機械の歴史は新しく、フランスでは1958年にCALAIS に導入された記録があります。
1960年以降日本でも普及し始めました。

1インチ間(2.54cm)の針数(ゲージ数)、 それに柄筬(がらおさ)と地筬(ぢおさ)の組合せにより柄を作り出していきます。

ゲージ数は、18ゲージ、24ゲージが主ですが、稀に20ゲージも存在します。
28ゲージ、36ゲージも在ります。トリコット系の無地機です。

地筬の形上には、"チュール目" "角目" "マーキ目" 等があります。

筬数は、多いほど複雑な柄を作り出す事が可能です。
現在78枚筬の機械が、最多マシーンです。

基本機は、チェーンによって柄制御しているチェーンラッセルだったのですが、
チェーン+ジャガード付 又 チェーン+フロッピー付 等の機械もあります。
(業界新聞に、「チェーン貸します」の広告を見つけても自動車関係ではありません。念の為。)
100%コンピュター制御機も存在していて"SU" と呼んでいます。
柄にボリュームを持たせる為の、"落下版"と言う装置もあります。

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私見ですが、ラッセルがファッション業界で認められた大きな要因の一つに、
スパンデックス糸を上手く消化出来た事にあると思います。
それまでのレジット(伸び縮みしないレース全般をこう呼びます。)のラッセルレースは、
資材向け用途が多かったのです。
スパンデックスに対応出来たことが、ファッション業界、特にインナー業界に受け入れられ大きくシェアーを伸ばしたのです。

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以降、ラッセル機もインナー業界を対象に新規開発されて来た感があります。
編み幅も90インチから100インチ130インチと広くなって来ました。
基本は広幅を作る機械ですので、細幅を作る為には別途コース毎にスリットする作業が必要となります。
(柄の作り方によっては、糸を抜いて切り離す事も可能です。)
今ではスパンデックス糸を使った多筬ラッセルレースは、インナー業界標準といっても過言ではありません。
この分野では、刺繍レースから主役の座を奪ったと思います。

多筬機により製造されたレースは、本当にリバーレースと区別付き難い程素晴らしいものです。
問題は、型起こしに掛かる費用です。
婦人外衣用では、おいそれとは企画し難い金額に成ります。

それから安易に糸換え等は、口が裂けても言うもんではありません。
なんせ5000本からのビームの糸を、換える事になるのですから!

(リバーレース機では、10000本だそうです。)

カールマイヤー社 のHPです。
ラッセル機以外にトーション機も載っています。

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